お知らせ
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作成日:2012/02/04
覚悟のすすめ



「厄払いは神社でやるもの」
何の疑問もなくそう考えていました。しかしながら、よくよく考えるとそうではないということに気づきました。

愛媛で厄除けといえば編照院が有名です。関東では佐野厄除け大師、川崎大師、西新井大師などが有名なようです。これははすべてお寺です。どうやら、神道にも仏教にも厄・厄除けといった考え方があるようです。

では、厄とは何か?Wikipediaレベルの話でしか知りませんが、もともとは陰陽道の考え方だったようです。陰陽道は中国から伝わった考え方で、同時期に道教、呪禁道なども中国から伝わり、神道・仏教と相互に影響し合って発展を遂げたそうです。既存勢力が新興勢力の考え方の一部を取り込んだとでも言えるのでしょう。

多分ですが、昔から民間信仰というか生活の知恵レベルで「男は25、42、61、女は19、33、37ぐらいの年に身体的によくない事がおこるから気を付けなはれや」みたいなのがあって、このよくない事を回避するために自分たちの信じる神様や仏様の力にすがったのではないでしょうか。そしてすがることにより一種の安堵感を得て、いざ病気になったとしても強い心を持って対処できたのではないのでしょうか。要は、覚悟のための動機づけです。

「今年は厄年だから気を付けなければいけない」「厄除けのお祓いをしてきたから大丈夫!」
自ら自覚し、覚悟することによって、アクシデントなんて案外乗り越えられるのかもしれません。
普段は神様も仏様も信じていないにもかかわらず。


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