お知らせ
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作成日:2012/02/05
リョーマの休日



高知県がまだまだ坂本龍馬で引っ張ります。今年4月から「リョーマの休日」と銘打った観光キャンペーンを始めるとのことです(H24.2.4日経新聞より)。
「わざわざ行こう!志国高知へ」をキャッチフレーズに、「ロマンの休日」「やすらぎの休日」「おいしい休日」「学びの休日」「アクティブの休日」といった5つのテーマごとにお薦めコースを紹介するとのこと。ちなみにこれらのテーマの頭文字を並べるとR・Y・O・M・A・・・。なんと龍馬になります。かなり強引ですが。
リョーマの休日と銘打っているものの、実際には龍馬に限らず、長宗我部元親の関連施設、久礼大正市場、四万十川でのカヌー体験など、高知全域の観光資源総動員といった感じです。

昨年は志国高知・龍馬ふるさと博、そのまた前年は土佐・龍馬であい博、と、3年連続で龍馬を使っての観光キャンペーンです。日本銀行高知支店「NHK 大河ドラマ「龍馬伝」の経済波及効果」によると、高知・龍馬であい博の関連施設の入場者数は約92.5万人、6年程前の功名が辻関連の二十四万石博では入場者数は約26万人でした。どちらもNHKの大河ドラマがきっかけですが、ドラマの主人公のそもそもの知名度・ドラマの主人公を演じる役者の人気・地元の力の入れようがこの結果のような気がします。
特にドラマの主人公を演じる役者の人気は大事です。きっかけは何であれ、まず、興味を持ってもらえないと話になりません。興味さえ持ってもらえれば、接点ができます。話を聞いてもらえます。内容を知ってもらえます。
地元の力の入れようも大事です。二十四万石博も行きましたが、どうも妙に地元の盛り上がりに欠けてました。生粋の高知人である父親に聞いたところ、「当たり前や。山内は侵略者や。」とのことでした・・・。良い悪いは別にしてそういう考えもあったようです。

龍馬と山内一豊の差はあれ、観光資源自体のラインアップ自体はそう変わってないような気がします。にも関わらず入場者数にこれだけ差がでる訳ですから、切り口って大事だなって、つくづく思います。











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