作成日:2012/03/05
モノの値段
10年以上前の話ですが、液晶テレビは1インチ1万円ぐらいで販売されていました。14インチの液晶テレビで14万円です。高嶺の花、とまでは言いませんが、なかなかの高級家電でした。
9年ほど前、大手スーパーでネット販売専用のテレビが発売されました。台湾製で20インチで10万円くらいでした。購入を即決するには十分過ぎるほどの安さでした。当然地デジチューナーなんて付いてませんでした。
2年ほど前に液晶テレビを買い換えました40インチで10万円くらいでした。地デジ・BS・CSチューナー付きです。液晶も比較にならないくらいきれいです。
そして、今、40インチの液晶の値段を見てみると、2年前に買い換えた型の後継機で40インチのテレビが6万円くらいでした。
一概に比較はできないのでしょうけど、1インチ=1万円から5000円、2500円、1500円。ものによっては1000円切ります。
どんな高付加価値な製品であっても、それが機械(どんなに高価であっても)を購入しさえすれば作ることのできる製品であれば、労働力の安価な地域で作った同じ製品との価格競争に巻き込まれ、やがて高付加価値でなくなるのでしょう。
高付加価値であり続けるためには、誰にも簡単には真似することのできない”個”の能力を高めるしかないのかもしれません。