お知らせ
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作成日:2012/03/26
変動費の固定費化



自分の生活費の中で毎月使っても使わなくてもかかる費用を抜き出してみます。

電話の基本料金
携帯電話の基本料金
ネットの接続料金
ネットのプロバイダ料金
スポーツジムの利用料

A.電話を使うという特権を与えてやるからとりあえず払え、というのが上二つ(多分)。使った分だけ別途料金がかかります。
B.まともに使った分だけ請求するとすごい金額になるから定額にしました。安いでしょ?というのが3番目。
C. インターネットを使えるようにしますよ(?)、というのが4番目。
D.使う使わないは本人の自由ですが、場所と時間は提供しますよ、というのが5番目。

利用者側からすれば、Bのようにどんなにこき使っても定額が理想。
提供者側からすれば、Dのように毎月固定料金の収入があって何も使われないのが理想

そこで提供者側はいくら使っても定額ですよ!というサービスを提供します。利用者はお得であろうと考えそのサービスを使います。でも、そういったサービスに限って原価がないか、とてつもなく安いんでしょう。まず元はとれない。原価割れは起こらない。
で、知らず知らずのうちに変動費が固定費と化します。提供者側からすれば変動売上の固定売上化です。モノを売らない商売にはうってつけだと勝手に思ってます。少ないながらも固定売上があって、まったく手がかからない。

企業は固定費を変動費化するのに躍起です。なんとも皮肉な話です。

では、税理士の顧問料とは?
大昔はA。その昔はD。今はB。将来的には変動売上になるんだと思います。
中身のあるサービスを提供しているんですから。






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