お知らせ
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作成日:2012/03/27
氏と育ち



自分の体の設計図であるゲノムが10万円程度で解析できるようになるみたいです。解析のコストは10年前の4万分の1だとか。

ゲノムとは、生物のもつ遺伝子(遺伝情報)の全体を指す言葉だそうです。その実体は生物の細胞内にあるDNAであり、このDNAは4種類の塩基物質(アデニン、グアニン、シトシン、チミン)から構成されており、このたった4つの塩基物質がある程度固まって一つの遺伝子を構成しています。そしてこの遺伝子がいくつも集まってゲノムが構成されているのです。

この遺伝情報が解明されることにより、がんや糖尿病、アルツハイマー病などにかかるリスクを調べることが可能となります。また、薬の効果の程度の違いも遺伝情報に依るところが大きいようで、遺伝情報が解析されることにより、より効果的な治療が期待できるとのことです。

 
この遺伝情報、その遺伝子があると必ず何かが起こるとは限らないようです。特に、体型、体質、病気のかかりやすさ、などという身体の性質は、ゲノムと環境の両方が作用して作られるそうです。「糖尿病の家系やから」というのは存在するんでしょうけど、必ずしも糖尿病になるとは限りません。

設計図ではあるが、預言書ではない。自分の努力の余地はある、と。

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