お知らせ
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作成日:2012/04/06
卵が先かにわとりが先か



子育て経済支援と合計特殊出生率の関係のグラフを目にする機会がありました。
対象国は欧米と日本(いわゆる先進国?)でした。

資料は2000年当時のものなので多少古いんですが、総じて言えることは、子育て経済支援にお金をかけている国は総じて出生率が高いです。
この資料で合計特殊出生率が2を超えているのはアメリカだけでした。

合計出生率が低い国ワースト5は、スペイン、イタリア、ギリシャ、オーストリア、日本。
子育て経済支援額の少ない国ワースト5は、ギリシャ、スペイン、ポルトガル、イタリア、日本。
子育て経済支援額については、日本はアメリカの約1/2、ギリシャにいたっては、アメリカの約1/5でした。

このグラフでの子育て経済支援とは、児童手当と税制における控除のみだとのことです。行政サービスなんかも数値化して加味するとまた違った結果になるかもしれません。

ただ、このグラフを見てて面白いことに気づきました。ギリシャ、スペイン、イタリアは合計特殊出生率が低くて子育て経済支援額も低い国です。人口を増やすことに金をかけない国と言えるのかもしれません。

また、ギリシャ、スペイン、イタリアの財政状態については、・・・です。
金がないから人口が増えないのか。人口が増えないから金がないのか。
はたまた、日本も同じ道を歩むのか・・・。

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