お知らせ
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作成日:2012/04/12
しっかりしなくていいんです。




突然の事故や病気で大事な人を亡くしたとき、人は大きな悲しみに直面します。
その悲しみから立ち直るまでの過程を「悲嘆のプロセス」といいい、以下の12のプロセスを経て人はその悲しみを乗り越えるんだそうです。

1 精神的打撃と麻痺状態
2 否認
3 パニック
4 怒りと不当感
5 敵意とルサンチマン(うらみ)
6 罪意識
7 空想形成 幻想
8 孤独感と抑鬱
9 精神的混乱とアバン(無関心)
10 あきらめ 受容
11 新しい希望〜ユーモアと笑いの再発見
12立ち直りの段階〜新しいアイデンティティの誕生

人によってその期間の長短はあるものの、皆、この過程をたどるんだそうです。誰もこれらの過程を省くことはできません。それぞれを過程を経験して、自分の力で次のプロセスへ移っていくしかないのです。
したがって、1〜3のような状態にある人に「しっかりしなさい」「いつまでも死んだ人の事を考えても仕方がない」等という言葉は、本人の回復を遅らせることになります。
また、8の状態にある人に「早く元気になれ」という事も本人の回復を遅れせます。
要は、悲しむときは悲しみ、落ち込むときは落ち込むことです。

相続税の申告期限は相続開始があったことを知った日から10月以内です。この期間内に12の悲しみのプロセスを乗り越えられるような方はそうそういないと思いますし、早く乗り越えられるよう、お手伝いすることは私共には出来ません。
しかしながら、どういう状態にあるかを汲み取って、同調することはできるかのかもしれません。
そしてその時々に応じた対応ができるようになれたらいいな、と考えています。




















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